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白魔女の館

季節を運ぶ花の香り


 季節感が薄れていると言われているけれど、二十一世紀になっても、風が季節のたよりを運んでくれている。 

○冬の終わり○ においすみれ:
まだ寒いのだけど、窓を開けた拍子に濃く甘い香り、良く見るとハート形の葉の間に紫の花が咲き始めて・・・。

○早春○ 梅:
まだ色彩の乏しい庭の中でしろや紅の梅が咲き始める。清々しくて目がさめるような気がします。

○まだ浅い春○ 沈丁花:
春眠のまどろみから、よしっ!というやる気を引き出してくれるようなやさしくそれでいて鮮烈な香り。大好きです。

○春○ パンジー 桜草:
 ひとつひとつの花はほとんど香らないようで居て、集団になるとまぎれもなく春の香りがします。フリルの花弁のパンジーの中には強く香るものもあります。
 
○初夏○ 薔薇:
 瑞々しい若葉の中から湧き出るようにたくさんの蕾がでてきて、毎日少しづつ大きくなり、香りを振りまきながら開いてゆきます。
薔薇が満開になると、頭がどうにかなりそうなカンジがします。幸せの香り。

○夏の盛り○ バジル:暑さの中でぐったりしている植物達。早朝や夕方に水をやると、まるでお礼をしてくれるかのように香りが立ちのぼる時があります。バジルのぴりっとした鮮烈な香りはこちらまで元気になるようです。

○夏の終わり○ オシロイバナ:
夕暮れどき、暑さも少し和らぎ、家路を急いでいると、ほの甘い香りがします。夏の疲れを癒すようなやさしい香り。

○秋○ キンモクセイ:
 空気が乾燥して来て洗濯日和が続くころ、爽やかな風の中に金木犀の香りが漂って来ます。甘くてなんだか眠くなるような香りです。

○冬の始まり○ 菊:
 気の早い木々は葉をおとし、茶色や黄色やベージュの色合いが増してくるきせつ、何だかけなげに花を咲かせてくれる菊。寒さににあうぴりっとした香りがします。

○冬○ 名残りの薔薇:
 雪の中でも何故だかぽつんと咲くばら。ゆっくりゆっくり大きくなった蕾なので、花びらも厚く香りも高いのです。切り花にして部屋に飾ると、紅茶でも飲もうかなと言うゆったりとした気分になります。
晩秋 菊


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